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2015年09月30日

女性の尿漏れとコンチネンス外来・ウロギネ外来

 尿漏れは身近で切実な問題です。
 特に女性に尿漏れが多いのには、理由があります。

 男性の尿道は約20cmと長く、構造もカーブがあり、安定しています。
 一方、女性の尿道は3~4cmと短く、構造も直線的で、男性にくらべると骨盤底筋が薄く、不安定です。

 骨盤底筋とは、骨盤底を構成する4つの筋(深会陰横筋、尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋)の総称です。
 恥骨と尾骨の間にあり、尿道・膣と肛門を「8」の字状に取り囲む形をしています。
 内臓を支え、尿道や膣、肛門を締める役割があります。
 骨盤底筋が弱くなると、瞬間的な腹圧に反応できず、尿漏れを起こします。

 骨盤底筋が弱くなる原因には
 ●加齢
 ●女性ホルモンの低下
 ●妊娠・出産
 ●肥満
 ●悪い姿勢
 などがあげられます。

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 尿漏れは主に「腹圧性」と「切迫性」に分けられます。
 ●腹圧性尿失禁:くしゃみや咳、大笑い、重い荷物を持ちあげるなど、瞬間的にお腹に力がかかったときに起こる。
 ●切迫性尿失禁:冷たい水や寒さなどで膀胱が収縮し、尿意をもよおし、起こる。少ない尿量でも尿意を感じてしまうので、頻尿になりやすい。
 さらに、腹圧性と切迫性の混合タイプも存在します。

 腹圧性尿失禁の場合、軽度であれば骨盤底筋を鍛えることで、尿もれはかなり改善されます。
 一方、切迫性尿失禁の場合は、膀胱の収縮を抑制する薬の投与が選択される傾向にあります。
 尿漏れがある場合、自分の症状をチェックしてみましょう。

 ケアによって8割の方は症状が改善するそうです。
 重症化する前に早めのケアを心がけましょう。

 人に相談しづらい悩みですが、今はインターネットから情報収集も可能です。
 医療機関は以下のキーワードと居住地域で検索してみてください。

 ●尿失禁外来
 ●婦人科外来
 ●婦人泌尿器科
 ●泌尿器科
 ●産婦人科
 ●女性外来
 ●婦人泌尿器科
 ●婦人科外来
 ●女性専用クリニック
 ●レディースクリニック
 ●コンチネンス外来
 ●ウロギネ外来

 コンチネンス(continence)は、排尿制御のこと。
 ウロギネとは、ウロ(Urology:泌尿器科)とギネ(Gynecology:婦人科)の合成語だそうです。
 2つとも聞きなれない言葉ですが、私的には「尿失禁外来」に受診するよりも抵抗がない感じがします。

 病院へ行く前に、無料で電話相談もできます。
 よくある相談内容も掲載されていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか?
 日本コンチネンス協会 排泄の困りごと110番 相談窓口
  TEL:050-3786-1145
  毎週日曜日、木曜日 10:00~16:00

 尿漏れはすべての女性の問題です。
 1人で悩まず、まずは相談からはじめてみませんか?
 (-人-)~☆
  

Posted by chirouno at 22:22Comments(0)2.コラム100日マラソン