胃腸の時間 体内時計と子午流注（しごるちゅう）

　カンボジアと日本の時差は２時間。
　ほとんど時差は感じません。

　が、機内食で朝５時くらいに朝食がでました。
　せっかくなので（？）、食べます。
　滞在中も、朝昼晩＋お酒。

　で今頃、胃の調子が悪いようです。
　久々に口角炎ができました。(;_;)

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　人間は、およそ24時間ごとのリズムを刻む「体内時計」を持っています。
　最近の研究では、このリズムは「時計遺伝子」によって制御されていることがわかっています。

　時計遺伝子は、脳の視交叉上核で体全体のリズムを制御する「中枢時計」と、体中の細胞の中にあり個々の臓器や細胞ごとのリズムを刻む「末梢時計」の2種類に分けられます。

　脳の中枢時計が体全体の末梢時計をコントロールする仕組みになっているそうです。

　　●　参考：毎日新聞　医療プレミアニュース「体内時計狂わせる 夜のストレスに要注意」　

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　体内時計の考え方は、中国最古の医学書「黄帝内経」に既に記載されています。
　Wikipedia によれば、前漢代（紀元前206年～8年）というからビックリです。

　「子午流注（しごるちゅう）」といいます。
　「子午」は時刻、「流注」は人体の十二経脈の気血運行を意味します。

　１日は肺から始まります。

　03：00～05：00 肺
　05：00～07：00 大腸
　07：00～09：00 胃
　09：00～11：00 脾
　11：00～13：00 心
　13：00～15：00 小腸
　15：00～17：00 膀胱
　17：00～19：00 腎
　19：00～21：00 心包
　21：00～23：00 三焦
　23：00～01：00 胆
　01：00～03：00 肝

　１日の中で、２時間毎によく働く臓器が変わります。
　この考え方は生活に活かすことで意味があります。

　例えば、
　「朝食は、胃がよく働く午前７～９時に摂取し、その後２時間は胃を休ませる。」
　となります。

　大腸は、午前５～７時に良く働きます。
　すると、
　「朝、暗いうちに起きて、畑仕事をして、用を足して、朝食を摂る」
　という生活は、子午流注を反映した身体に良い習慣となります。

　そして、夜は内臓の機能を有効に働かせるために、早めの就寝。
　現代人には、なかなか難しいです。

　でも、中国3000年の智恵。
　できる範囲で取り入れたいものですね。
　(-人-)～☆