小松菜 & ほうれん草 違いは何でしょう？

　今年は野菜の値段が気になりました。
　キャベツやレタスは例年に比べ、まだお高めです。(^^;)
　●　食品価格動向調査(野菜)　農林水産省

　今が旬の露地ものは、小松菜 & ほうれん草。
　どちらも葉物。
　外見も似ています。
　さて、どこが違うのでしょう？

　生のものを100g当たりで栄養素を比較すると

　【　　鉄　　　】小松菜：2.8mg　　　＞　ほうれん草：2.0mg
　【　カリウム　】小松菜：500mg　　＜　ほうれん草：690mg
　【カルシウム】小松菜：170mg　　＞　ほうれん草：49mg
　【β-カロテン 】小松菜：3100μg　＜　ほうれん草：4200μg
　【 ビタミンC 】小松菜：39mg　　 ＞　ほうれん草：35mg
　【 食物繊維 】小松菜：1.9ｇ　　　＜　ほうれん草：2.8g

　栄養素は、『食品成分データベース（文部科学省）』で調べてみました。

　ちなみに、1mg＝0.001g＝1000μｇ（マイクログラム）
　数字でみると、食べ物に含まれる栄養素って、意外に微量なんですね。
　改めて、びっくりします。

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　調理法にひと工夫すると、栄養素を無駄なく吸収できるそうです。

　ほうれん草には、えぐみのもとになるシュウ酸が含まれています。
　鉄やカルシウムとくっついて、吸収率を悪くしてしまうため、ゆでて調理するのが一般的。

　小松菜は、生もOKだそう。
　でも、意外に冷凍もおすすめ。
　細胞膜が壊れるため、自然解凍するとゆでたような仕上がりでした。

　カルシウムや鉄などのミネラルは、お酢を使うとキレート作用で吸収率がアップ。
　二杯酢やドレッシングなどがおすすめでしょうか。

　また、カルシウムはビタミンDを一緒に摂ると、吸収率がアップして骨も丈夫に！
　きくらげや干しシイタケなども合わせてみましょう。

　β-カロテンは脂溶性。
　積極的に取りたい場合は、調理法に油炒めを選択しましょう。
　抗酸化作用があり、生活習慣病やがんの発生抑制、粘膜の保護や、免疫力アップも期待できます。
　これからの時期、風邪の予防にもピッタリです。

　旬のものをしっかり食べて、体の中から元気に！　ですね。
　(-人-)～☆